PostgreSQL 14.0がリリースされました
PostgreSQL 14.0がリリースされました。
主な改良点は以下です。
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同時接続数が多いときの性能が大幅に改善されました。これは主にスナップショットの取得処理(GetSnapshotData())を改善することによって達成できたものです。技術的な詳細はこの議論をご覧ください。議論に含まれる性能検証グラフで性能改善の状況がわかります。
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Btreeインデックスの肥大化問題が改善されました。
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Postgres_fdwで並列スキャンがサポートされました。
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アイドル中のクライアントを切断するidle_session_timeoutが追加されました。
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切断されてしまっているクライアントからの接続を検出することができるようになりました。
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テーブルやインデックスの構造が正しいかどうかを検証する pg_amcheck コマンドが追加されました。
なお、重要な非互換性として、古いフロントエンド/バックエンドプロトコル(V2と呼ばれます)が廃止されました。v2プロトコルを使ってPostgreSQL 14以降のサーバには接続できなくなりました。
- 更に詳しい技術情報はSRA OSSによるPostgreSQL 14検証報告をご覧ください。